内田樹

武蔵野樹林


 興味深い雑誌が

 角川文化振興財団から

 創刊された。


181219

 
 新旧ハイブリッドな知の実学

 = 新武蔵野学 

 の発信だそうだ。



 期待したい。



 http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/musashinojurin/



善意

最近、何も読むものがない時の通勤の友として
この3冊を選ぶことが多い。
しかし、こう並べると、変なパワーがありますなー。

タイトルだけみて、
そんな本を読んでて大丈夫ですか?悩みがあったら聞きますよ。
などと、見ず知らずの〈 善意まるだし 〉の人に声をかけられても困るので
一応、カバーをして読んでおりますが
どれも非常に面白いです。ヘビーローテーション系です。

tsukaresugitenaniwoyattemo










yagatekieyuku










先日、池田せんせの〈 脳死臓器移植は正しいか/角川ソフィア文庫 〉を
読んだばかりだったので
昨日の臓器移植法改正案の成立には
なんともいえない気分になりました。

死に自己決定権があるかどうかはおいといても
脳死と判定されたドナーから臓器を摘出する際
ドナーの大半は急激で激しい血圧の上昇と頻脈を示すという報告があり
通常、このような場合は、患者は痛みを感じていると判断され
そのままなにもしないと、ドナーは、動きだし、のたうち回る。らしい。
であるから、ドナーから臓器を摘出する際には麻酔をかけたり、
もっとひどい場合は筋弛緩剤を投与される。らしい。

麻酔をかけて臓器を摘出……。
それでも脳死は死か。

  可決されたA案に賛成したのは
  森喜朗元首相、小泉純一郎元首相、
  小沢一郎代表代行、岡田克也幹事長など。
  ちなみに反対したのは
  麻生太郎首相、鳩山由紀夫代表、太田昭宏代表など。


〈 善意 〉は必ずしも〈 善行 〉ではない という
池田せんせの意見に、私は賛成です。



Radio Days

内田樹先生の本は面白い。
SEV JAPON会長のすすめで読んでみてから
はまってしまった。

養老先生も好きである。
養老せんせの本は、頭がよくなった気になれる
(と、南 伸坊氏がいってた)
そういう意味では
内田せんせの本も、偏差値が10くらい上がった気になれる。

そのお二人が〈 戦後のマンガ家論 〉で対談するっていうので
浜離宮朝日ホールへいってきた。

養老せんせは少女マンガを読まない。
内田せんせは読むらしい。

 お二人のそんなやりとりを聞いていて
 昔、『少女マンガの何が面白いのか、わからんね。』と
 少女マンガファンの友人(男性)に言ってしまったら
 『これを読んでから言え』と
 萩尾望都先生の〈 残酷な神が支配する 〉を
 全巻手渡されたことを思い出した。



 頭がグワングワンするのに耐えながら読破し
 少女マンガの奥深さを知り、
 その心理描写に土下座した。

でも
内田せんせ的にいうと、〈冬ソナ〉を見て泣けない私 は
少女マンガを読むリテラシーが備わってないらしい。やっぱりな。

対談の内容は内田せんせのブログで。

この漫画家論も 第一部の落語家論も楽しめましたが
第二部の戦後の詩人論 での
高橋源一郎さんと小池昌代さんの
中原中也 対 萩原朔太郎 のラップ対決が
最高でした。
流行るかも。

http://www.radiodays.jp/


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 ブレーキというものは

 静止するためのものと

 考えられがちだが

 真の目的は

 スピードをコントロールする

 ためのものである

 by 忌野清志郎
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